宮本から君へ

【評価】映画ではないため、星はつけていません。

私は苦手かな。

 

【批評】

彼氏が寝ている隣で妊娠の可能性がある彼女が男にレイプされていました。

アダルトビデオであれば「さすがに彼氏も気付くでしょ」みたいな笑いどころもあったかも知れませんが、これは実際演技として行われています。もちろん、こういった事象を映画化することは悪くはありません。でもそれが、「結婚できて嬉しい!」みたいなスーパー楽しい終わり方でいいんでしょうか。バッドエンドにしろとは言ってなくて、例えば「いろいろ大変だけど、これからも一緒に生きていきます。」みたいなオチでも良いじゃん。真利子監督は気に入っていたが、さすがにこの行為を認めたのは苦手です。

「映画でレイプしたら駄目」なんてことは言ってません。「レイプ最高!」みたいな登場人物も大丈夫です。ただし、今回みたいに被害者である彼女が事象を真剣に受け取っているなら、映画もそれを受け取って欲しいと思います。「映画で辛かったけど、最後はスーパー嬉しいでいいじゃん」とは私はならなかったなぁ。

 

さらに、ラストに宮本がボコボコにしたレイプ犯を自転車に乗せて、彼女の家まで連れてくる。おかしい。なんでレイプ犯を犯行現場に連れてくるの?彼女の心の傷は?となってしまう。

んー、苦手だなぁ。